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質問
ちょっと前にやっと獣の奏者エリンの最終回を見たんですがわからないところがあります。まず、ヌガンの行く末ですね。そもそも死んだのか生きているのかがどうもわかりません。また、よろしければあのような行動に出るまでの彼の行動の流れもお教えいただければ幸いです。なんかいきなり狂信者として再登場してきて、いきなり感が拭えません。次にイアルの処遇ですね。私と連れは、あそこまで国の暗部を知った人間を野に放つ理由がない。そのままセザンに復帰したのだろう、と主張しているのですが連れの妹は、竪琴を作る人になった、と言っています。エリンの比較的シビアな世界観なら生きているならまずセザンだと思うのですが……やっぱり暗殺でもされましたか?最後にエリン。最後に子供といた場所はカザルム学舎なんですかね?そこでイアルと結婚しているなら、イアルはまず国関係の仕事に就いているだろうということで(王獣保護区で家庭を持つというのもどうかとは思いますが、機密保持のためなら)イアルはやっぱりセザンかな、とも思うのですが……でも、セザンは子供を持てないんでしたっけ。よくわかりません。それと国がエリンを生かしている理由がわかりません。何と非難されようと為政者なら殺すか監禁すると思うのですが(保有軍事力が、あの世界では圧倒的すぎる)。まぁ、生きているみたいなので監禁の線かな……とも思うのですが、そうなるとやっぱりカザルム学舎? 何だかはっきりしません。続編があるようですので、ご存じの方、ご回答いただければ幸いです。できれば、どんな理由があって、最終回のラストシーンのような状態になったのかをお教え願いたいです。よろしくお願いします。

回答
アニメ版「獣の奏者エリン」は原作小説の第1巻と第2巻が元になっています。続編になる第3巻と第4巻で描かれている内容から推察して書かせて頂きます。ヌガンは、兄シュナンと父・大公の行動が、真王に忠誠を尽くす大公の名を逆賊におとしめる行為だと考え、父を殺しシュナンをも殺そうとしました。最終回の前、何話だったかは覚えていないんですが、大公とシュナンがこの国の歪みを正そう、というような話し合いになって、ヌガンが怒りますが、逆に大公にその場を追い出されてしまう、という場面がありました。原作の第3巻によると、その後捕えられたヌガンは、自身が演じさせられた役割の意味を悟るや、裁きを待たず牢の中で首を吊り自害した、となっています。ヌガンの行動はダミヤにとっては計算済みで、ダミヤの思惑通りに父を殺した自分が許せなかった、ということみたいです。あと、大公妃は夫と次男の無残な死に方のせいで心を病んでしまった、とも書かれています。イアルは「堅き盾」セ・ザンを辞めて、亡くなった父親と同じ指物師になりエリンと結婚しました。セィミヤは表情も変えずダミヤを殺したイアルに嫌悪感を覚えましたが、それでも真王の危機を救った事には違いなく、セ・ザンとして残る事を許され褒賞も貰える筈だったのに、それを辞退して王宮を去り一平民となったのです。ただ、続編では戦争に巻き込まれる、というより最前線に立たされてしまうエリンの身を案じて、38歳で闘蛇乗りになります。降臨の野(ダハイ・アゼ)で、あのままシュナンがヌガンに殺されていたら、セィミヤはダミヤと結婚し、ダミヤの思惑に踊らされているヌガンを大公にする道しかありませんでした。だからエリンに必死にシュナンを助けて欲しいと頼みました。シュナンを助けてくれたら、エリンの望みどおり王獣を解き放つ、とすら約束しました。第3巻で深い傷を負ったエリンがカザルムで身体を癒したいと願い出た時、シュナンもセィミヤも快くそれを許した、とあります。エリンはカザルムで10年以上を過ごしイアルと結ばれジェシを授かりました。続編では、ラーザが闘蛇軍を作りリョサ真王国を狙っている事が判明して、エリンは国の監視下に置かれます。敵国の脅威にさらされているリョサ真王国にとっていざというとき王獣を操れるエリンは、利用価値のある存在だったということでしょうか。ただ、第4巻では片方の目が金色、もう片方の目が緑色の人物が出てきます。エリンの祖先と、セィミヤの祖先は、一度は敵同士として戦いながら、大いなる災いを生き延びた僅かな者同士、助け合って生きてきた、という知られざる歴史があり、セィミヤの祖母・ハルミヤが3歳の時に王宮が「血と穢れ」(サイ・ガムル)に襲撃され一族の記憶が失われてしまうまでは、きちんとした交流があったのだそうです。ただ、第4巻でエリンはシュナンとセィミヤに命じられたラーザとの戦いで命を落としてしまいます。原作の第2巻は、エリンがリランに助けられて空中を飛び「お前に救われた命が続く限り、竪琴を奏でよう」と心の中で誓い、地表の人々を見つめている、、、。というところで終わっています。原作者の上橋さんは「あえてその後どうなったのかを書き加えなかった理由は、ラストに至る過程の描写でこの国が今後どういう道を選ぶかは明白になっている。『国』にまつわるドラマにはもともと決着などというものはあり得ない」と言われています。上橋さんは本来第2巻のこのラストで「獣の奏者」を終わらせるおつもりだったそうです。その後、上橋さんがアニメ版の制作に携わった事が最大のきっかけになり、続編になる第3巻と第4巻が書かれました。エリンのその後の人生や息子のジェシのことを描きたい、と強く思われたということで、アニメのラストは母親になったエリンの姿を垣間見せるという形になったのだ、と私は思っていますが、、、。上橋さんによると、第3巻と第4巻のテーマは「歴史の伝わらなさ」と、長い時間の中で見れば大河の一滴に過ぎない人の一生、だそうです。ジェシが成人してエリンと同じ教導師になるところまで描かれています。イアルの人生が最終的にどうなったか、ですが、再び指物師になりジェシを立派に育て上げ、孫をその腕に抱き、エリンの死から22年後病気で亡くなりました。セィミヤは為政者の立場なら認めるにはリスクの大きすぎる、一般平民にも教育の機会を与えて欲しい、というジェシの願いを聞き入れます。国と指導者のあり方も時と共に変化していったようです。何度も編集してしまいすみません。

出典:Yahoo!知恵袋

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